初投稿ですが、少しマイナ―な製品について考察します。
比較するのは、2023年6月頃にガーミンより発売された2機種、ゴルフGPSの「Approach S70」と、ほぼ同等のゴルフ機能を有するスマートウォッチ「epix Pro gen2」です。
私自身、どちらを購入するかを迷った末に、「Approach S70」(47mm)の購入に決めましたので、その理由を記載します。
なぜGarminの最上位機種なのか?
Garminと言えば、2020年において「Approach S62」を発売しました。S62は他メーカーの最上位機種が3万円程度の中、8万円という強気価格にも関わらず、ハード・ソフト面共に高く評価され、買っておけば間違いない製品と認識されています。
現在、中古でも4万円程度と人気が高く、レビューサイト※では、いまだにランキング1位を獲得するなど、その完成度の高さが伺えます。
※2022年版「ゴルフ用GPSナビ」購入ガイド ~17モデルを比較~
その中で、3年の時を経て今年の5月に発売した後継機である「Approach S70」は以下の点でより使いやすくなったとの市場評価を受けています。
ハード面:有機EL採用により、画面が見やすくなった。
ソフト面:コース表示がより細かくなり、コースイメージが掴みやすくなった。
更に、今年の6月には、スマートウォッチとして発売した「epix Pro gen2」は、「Approach S70」と比較し、ほぼ同等のゴルフ機能を有しながら、ハード面ではレンズ・ベゼルの耐久性が高く、より高級感のあるデザインとなっています。
値段は「Approach S70」(47mm)で9万、「epix Pro gen2」(47mm)で12万と、どちらも高価ですが、頻繁に買い替えるものではなく、けっしてコスパが悪い製品だとは考えません。
よって、価格は高いですが、モデルチェンジの緩やかなGarminの最上位機種を買っていれば、今後数年間はゴルフGPSにおいて迷うことはないと考え、Garminの最上位機種を選びました。
スペック比較
旧製品「Approach S62」、新製品「Approach S70」「epix Pro gen2」3点の比較です。
ちなみに、今回の「Approach S70」はサイズが2種類(42、47mm)、「epix Pro gen2」はサイズが3種類(42、47、51mm)ありますが、それぞれ主力と考えられる47mmで比較します。
▶ハードウェア面の比較
スペック | ①Approach S62 | ②Approach S70 | ③epix Pro gen2 |
---|---|---|---|
デザイン | |||
直径 | 47 mm | 47 mm | 47mm |
厚み | 14.8 mm | 14 mm | 14.5mm |
ケース重量 | 51g | 56g | 47g |
レンズ | ゴリラ ガラス3 | ゴリラ ガラス3 | サファイア クリスタル |
ベゼル | セラミック | セラミック | チタン |
防水等級 | 5 ATM | 5 ATM | 10 ATM |
画面 | 液晶 | 有機EL | 有機EL |
解像度 | 260×260 | 454×454 | 416×416 |
稼働時間 | 20時間 | 20時間 | 20時間 |
GPS | 単独バンド | マルチバンド | マルチバンド |
①S62(旧製品)と②S70(新製品)の違いは2点
・(有機EL+高解像度) 実物で確認しましたが、視認性が大きく向上していました。更に使いやすくなっていると考えます。
・(GPSマルチバンド対応) GPSを探す時間は短くなるようですが、精度について向上したといったレビューは見つけられませんでした。単独で十分だと考えます。
②S70(ゴルフGPS)と③epix(スマートウォッチ)の違いは2点
・(レンズ) S70はスマホ等に使われる耐久性のあるガラスです。一方、epixは高級腕時計に使われる素材であり、圧倒的に傷つきづらいです。長期間綺麗な状態を維持するにはepixが優れています。
・(防水等級) epix の10 ATMは厳しいウォータスポーツにも耐えうる等級です。防水性能の経年劣化等を考えるとウォータスポーツをするのであればepixが無難ですが、日常生活ではS70で十分と考えます。
▶ソフトウェア面(ゴルフ)の比較
スペック | ①Approach S62 | ②Approach S70 | ③epix Pro gen2 |
---|---|---|---|
高低差情報 | 1世代 | 2世代 | 1世代 |
マップ表示 | 1世代 | 2世代 | 1世代 |
キャディ機能 | 1世代 | 2世代 | 1世代 |
ゴルフ機能において「Approach S62」と「epix Pro gen2」は1世代、「Approach S70」は2世代です。2世代の変更点は以下になります。
・(高低差情報) 直線距離+高低差のみから、気圧・温湿度も考慮して計算可能。GPS計測の時点で精度が高くないので必要ないと考えます。
・(マップ表示) 林が表示されることで、コースイメージが掴みやすくなった。見やすくなっていますが、なくても問題ないと思います。(リンク先は2世代)
・(キャディ機能) ショットの着地地点の予測範囲を表示可能になった。あまり必要性を感じません。(リンク先は2世代)
まとめ
ハード、ソフト、価格面から各製品を比較します。
スペック | ①Approach S62 | ②Approach S70 | ③epix Pro gen2 |
---|---|---|---|
視認性 | △ | 〇 | 〇 |
耐久性 | △ | △ | 〇 |
ゴルフ機能 | 〇△ | 〇 | 〇△ |
価格 | 〇 | 〇△ | △ |
視認性は十分であるが、他製品と比較すると劣る。旧製品のため値下がりしており、十分検討に値する製品と考える。価格を抑えたいゴルファー向け
耐久性以外はほぼ欠点はない。長期間使う際にレンズの傷に注意する必要あるが、一般的な使用方法であれば、問題ないと考える。一般的なゴルファー向け
Approach S70と比較し、耐久性は優れるが高価。ゴルフ以外のアクティビティをする人向け or デザインが気に入った人向け
私は視認性を重視しますが、ゴルフ以外のアクティビティの予定はないので、Approach S70に決めました。購入して少し使用したらレビューする予定です。
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